皮膚の構造を知ってる?自分自身の肌を知って正しいスキンケアを

こんにちは。
新さっぽろ駅・新札幌駅の皮膚科・美容皮膚科「さとこ皮膚科・美容クリニック」です。
いつまでも、十分な潤いを保った美しい肌でいたいと思いませんか?
それなのに、肌のよい状態を保つのは、意外と難しいもの。
そこで、まずは皮膚についてお話しします。
皮膚の構造が理解できると、日々のスキンケアを正しい方向に導き、自信がもてる肌につながるでしょう。
意外と知らない?皮膚の構造
臓器のひとつである皮膚は、「表皮」・「真皮」・「皮下組織」という3つの層からつくられています。
私たちが肌と呼んでいる部分は、皮膚の中で一番外側にある表皮で、表皮はさらに4つの層にわかれています。
表皮の一番内側にある「基底層」では、皮膚を形成する細胞が日々つくられ、時間とともに形を変えながら「有棘層(ゆうきょくそう)」「顆粒層」へと徐々に外側に押し上げられていきます。
そして、表皮の中で一番外側にある「角質層」までたどりつき、私たちが見えている肌として潤いを保ったり、外からの刺激から身体を守ったりしているのです。
不要になった細胞はやがて垢として剥がれ落ち、また新しい細胞に入れ替わるというターンオーバーを、皮膚は常にくり返しているのです。
洗顔は、やさしく丁寧に行いましょう
表皮はとても薄く、0.2mmほどしかありません。
「肌についた汚れや油分が気になるから」と、ゴシゴシと力を入れて洗顔をすると、薄い表皮が傷つくことで肌のターンオーバーが乱れ、トラブルの原因になります。
洗顔をするときは、しっかり泡立てた洗顔料をお顔全体にそっとのせ、やさしく丁寧に洗いましょう。
汚れが泡に吸着するよう、泡をクルクル転がしながらなじませるのがポイントです。
顔全体の汚れを落とせたら、水やぬるま湯でやさしく洗い流すことも大切です。洗顔における「ぬるま湯」とは32~35℃、お湯と水の間くらいの温度です。
熱いお湯を使ったり、必要以上に洗顔に時間をかけたりすると、肌の乾燥を招く原因にもなりますから、気をつけましょう。
ダブル洗顔をすると、2回洗うことで肌の潤いが失われやすくなります。石けんのみで落ちるファンデーションも当院では扱っていますので、サンプルからぜひお試しください。
適切な保湿で、肌の潤いを保ちましょう
洗顔が終わった瞬間から、肌の乾燥は始まります。
それは、洗顔をすることで汚れや余分な油分を落とすとともに、「角質層」から必要な潤いも失われるからです。
ですから、肌質に合った化粧水や乳液で、肌に潤いを補給しましょう。
乾燥しやすい頬からお顔全体にムラなくつけ、さらにそっと押さえてあげると、肌に浸透しやすくなります。
それでも肌の乾燥が気になる場合は、適量のクリームや美容液を使い、肌の潤いをしっかり閉じ込めてあげましょう。
また、当院では、肌の潤いをキープし、シワの改善に効果が期待できる美容治療も可能です。
肌にやさしい基礎化粧品から、美容治療をサポートする製品まで幅広く扱っておりますので、お気軽にお尋ねください。お肌の状態や目的に応じてご案内いたします。
日々のスキンケアなど、お肌に関するお悩みは、厚別区にある皮膚科・美容皮膚科の「さとこ皮膚科・美容クリニック」に、お気軽にご相談ください。
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札幌市の皮膚科専門医・美容皮膚科医です。2022年7月に札幌市厚別区新札幌にて「さとこ皮膚科・美容クリニック」を開院しました。
私自身が体質的な敏感肌に悩み、普段のスキンケアを見直すことで肌のトラブルを減らせると痛感しています。
忙しい外来では伝えきれないたくさんのことを、記事を通してお届けしたいと思っています。
スキンケアのよくある間違いについて医学的な視点でお伝えしているほか、敷居が高いと思われがちな美容皮膚科治療についても皮膚科専門医として発信していきます。
2006年札幌医科大学卒業
日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医/美容皮膚科・レーザー指導専門医
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