【美容皮膚科】唇の荒れ・シミ・シワが治らないのは、なぜ？原因と対処法

2023.03.23

シミ

こんにちは。
新さっぽろ駅・新札幌駅の皮膚科・美容皮膚科｢さとこ皮膚科・美容クリニック｣です。

｢唇がひりひりする｣｢唇がめくれて血がにじんでいる｣｢唇のシワが気になる｣など唇に関するお悩みはつきないもの。
唇は小さなパーツですが、注目されやすく、お顔の印象を決定付けます。
そのため、荒れたまま放置していると、年齢よりも老けて見られたり、不健康なイメージを与えたりします。
思うようにメイクができなくなることも、日常生活におけるストレスの原因になりますよね。
ここでは、唇が荒れてしまう原因と対処法についてご紹介します。

唇はダメージを受けやすいパーツ

唇は皮膚とは違って、皮脂に覆われていないので、保湿力が弱く乾燥しやすいパーツです。
そのため、紫外線や食事、化粧品などからの刺激を受けやすく、トラブルが多くなりがちです。
また、肌と同じように、加齢にともなってくすみやしわが現れます。

ちなみに、唇に細かな黄色い点々が集まっていることがありますが、これは異所性皮脂腺です（フォアダイス）。たまにご相談を受けますが、生理的なものですので心配ありません。

唇の調子が悪いときのセルフケア

唇のトラブルは乾燥が原因になっていることが多くあります。
そのため、まずはワセリンやリップクリームなどで保湿するのが最優先です。食事の前にも塗ることで唇に油脂膜を作って保護できます。
また、刺激物を食べたり、こすったりといったような刺激を与えないような生活を心がけましょう。

舌で舐めるのは、一時的に潤っても、すぐに元々あった水分まで一緒に蒸発してしまい、乾燥が進むので要注意です。唾液には消化酵素が含まれているので、刺激により炎症が悪化します。

唇の悩みは美容皮膚科で解決できます

唇の荒れが治らないときは他の病気の可能性もあるので、まず保険診療で対応します。

炎症が起きているときは、ステロイド剤を使って炎症を抑えます。ビタミン不足などによる口角炎も考えられます。
また、食べ物・歯科金属・リップクリーム・歯磨き粉や歯間ブラシなどによる接触皮膚炎（かぶれ）を繰り返している場合があります。
原因全てを特定できるわけではありませんが、パッチテストを行うことで原因を見つけることができる場合もあります。
唇に水疱が出ている時は、かぶれとヘルペスの見分けがつきにくいこともありますので、皮膚科専門医までご相談ください。

唇は荒れ以外にも、色素斑・シワ・ボリューム不足など美容皮膚科のお悩みもあり、症状に合わせて外用やレーザー治療や注入治療で改善をめざします。

唇のケアとしてまずはワセリンなどを塗布して、外からの刺激から唇を守ります。
そして唇も肌と同様、乾燥と紫外線に気を付ける必要があります。
当院では唇のUVクリーム、乾燥を抑えながら彩りを与えることのできる色付きワセリン（ミネラルリップグロス）をご用意しております。

【NOV　リップケアクリームUV　1本　1,320円】

敏感な唇を乾燥や紫外線から守り、うるおいを与えるリップクリームです。紫外線吸収剤不使用で、口紅の下地や就寝前にも使えます。SPF13　PA＋＋

【ビューティフルスキン　ミネラルリップグロス（3色）1個10g 1,650円】

精製度が高いワセリンをベースにミネラルだけで発色。くすみがちなくちびるを血色よく見せて、つやのある仕上がりに。うるおいを閉じ込めて、刺激から守ります。

もともとアトピー性皮膚炎がある方は、唇に色素斑（メラノーシス）が多発することがあり、当院に導入しているピコレーザーで治療することも可能です。（※治療概要は記事の最後をご覧ください。）

最近ではくすみの改善目的にリップのアートメイクを行う方が増えてきていますが、アートメイクの色素を入れる前にメラノーシスの治療を済ませておくことをお勧めします。アートメイクの色素にもレーザーが反応してしまうからです。

※当院では、2023年5月よりアートメイクアーティスト/看護師である佐藤有紗氏によるアートメイク施術を開始いたします。詳細は追ってご案内いたしますので、少々お待ちください。

そして、年齢に伴い顎の骨が痩せてくると、唇が薄くなり鼻の下が長くなります。また、唇そのものや唇周囲の縦ジワが目立ちやすくなります。
このようなお悩みには、表情に伴うシワを減らすボツリヌストキシン注射（ボトックスビスタ）、ボリュームアップや唇自体のシワ改善目的にヒアルロン酸注入もご案内しております。
唇へのヒアルロン酸注入は少量から行うことで不自然にならずに仕上げることができ、シワの改善も期待できます。

新札幌の｢さとこ皮膚科・美容クリニック｣では、患者様のお悩みに寄り添った治療を行いますので、安心しておまかせください。

上記レーザー治療の概要を以下にお示しします。

【治療費】
初診料3,300円　再診料1,100円

ピコレーザーによる治療
1shot 3,850円 (大きさ的に1shot≒1個とお考えください）
ワセリン550円

レーザー照射後1〜2週間、ワセリンを塗って保護していただきます。
副作用：水疱、潰瘍の可能性　