【額のシワ・手の甲の凹凸など】CGスタイラーを導入しています

シワ

こんにちは。

札幌市厚別区新札幌の皮膚科・美容皮膚科「さとこ皮膚科・美容クリニック」です。

新しいヒアルロン酸製剤であるCGスタイラーを導入しましたのでお知らせします。

(半年ほど前に導入はしていたのですが、後から効果が出てくる製剤のため治療経過を追ってからのご紹介となりました。)

CGスタイラーの特徴は以下の通りです。

①一般的なヒアルロン酸製剤よりも合併症リスクが低い

ヒアルロン酸製剤は、粒子を繋げる成分として架橋剤を使用しています。一般的なヒアルロン酸製剤に使用されているのはBDDEと呼ばれる架橋剤ですが、CGスタイラーはPEGDEという架橋剤を使用しています。この違いにより、不必要に膨らみ過ぎず高い弾性を有する製剤になっています。また、PEGDEを用いる最大の利点として、遅発性の異物反応や肉芽腫(しこり)のリスクが非常に低く、安全性に優れている点が挙げられます。

ヒアルロン酸注入を行うにあたって成分に対するアレルギー反応は避けて通れませんが、その発症リスクを極力減らすことが可能となりました。

当院で従来から採用しているガルデルマ社のレスチレンというヒアルロン酸製剤も、遅発性の異物反応や肉芽腫の発生頻度が非常に低いです。

②2種類のペプチドを含んでいる

1つ目は、CG-PTxと呼ばれるもので、C型ボツリヌストキシン様作用を有するペプチド複合体です。アセチルコリンの放出を阻害して筋肉を弛緩させる働きがあることから、従来のボツリヌストキシン製剤と類似した働きをします。また、コラーゲン・エラスチン・フィブロネクチンといった真皮の線維成分を増やす効果や皮脂分泌抑制作用があります。

2つ目は、Octapeptide-11と呼ばれるもので、ヒアルロン酸の分解を遅延させる働きがあります。このため、ヒアルロン酸の作用をより長く持続させることが可能です。

CGスタイラーを用いるのに向いている場所は、額のシワや頬の笑いシワ(俗にカーテンシワと呼ばれる、頬に斜めに入る波状のシワ)、首の横シワ、手の甲が挙げられます。

当院で行った症例をご紹介します。

額のシワ

2025年11月に1回目、2回目は12月、3回目は2026年2月ということで、3回に分けて計1.5mL注入しています。眉毛を挙げた時の額のシワがだいぶ減ったのがお分かりかと思います。

この方は、額にボトックスを打つと瞼が重くなるタイプでした。

最終治療から1週間の経過写真なのでシワへ注入した部位が少し筋張っているのですが、徐々になじんできます。

無表情の時も浅いシワが目立たなくなりました。すでに刻まれてしまった無表情時のシワにも向いています。

最終治療から1週間の経過写真なのでシワへ注入した部位が少し筋張っているのですが、徐々になじんできます。

CGスタイラーの最大の特徴は、上述した通りボツリヌストキシン(ボトックス®)に似たペプチドが入っていることです。

そのため、ボトックス治療ほどの強さはなくともマイルドに表情ジワへ効いてきます。

「ボトックスをやったことはあるけれど、瞼が開けづらくなり止めてしまった」という方に朗報の製剤ともいえます。瞼の重たさが出にくいシワ治療としてお勧めです。

額の場合、骨が凹みが強い場合は通常のヒアルロン酸使用も検討しますが、ボリュームを出さずにシワを目立たなくしたい場合はCGスタイラーが適しています。

 

手の甲の凹凸

手の血管やスジ(腱)が気になるとお悩みに対してCGスタイラーを用いました。

年齢とともに手の甲の皮膚が薄くなるため、凹凸がはっきりしてきます。

この方は、CGスタイラーというヒアルロン酸を左右1本ずつ使って治療しました。

 
 

治療後2週間の写真ですが、血管や腱が目立たなくなりました。

手は動きによって血管や腱の出方が変わるので、どこを完成形とするかは難しいのですが、力を抜いて手を置いた時に施術前より目立たなくなった状態、かつパンパンにしない(動きに余裕を持たせる)ことが大切かなと感じます。

手の甲の皮膚はとても薄くてすぐ下に血管や神経があるので、そーっとそーっと、カニューレという先の丸い管を通して少しずつヒアルロン酸を敷きつめていきます。とても繊細な作業です。

施術直後は浮腫むので、控えめに仕上げて経過をみています。

後にもう少し足すかもしれませんが、まずは片手1本ずつの仕上がりを見ていただきたくご紹介しました。

今後も長期経過を追っていきたいと思います。

(そのほか、手の甲の皮膚の浅いところにヒアルロン酸を細かく注射して皮膚の厚みや質感にアプローチするスネコス注射も取り扱っています。)

この製剤は後から時間差で効果が出てきますので、お時間に余裕を持って治療に向き合っていただければ幸いです。

世間では手の甲の治療として様々なものがあるのですが、1つだけお勧めしない方法があります。

それは、手の甲の血管を潰してしまう方法です。

たしかに血管は目立たなくなりますが、手の甲の血管は命綱です。

肘や腕で点滴のための血管が確保できない時、手の甲の血管を使います。

手術や救命救急や抗がん剤投与の時、最後の頼みの綱で手の甲から点滴が繋げた!という経験は、医療関係者なら誰しもあります。

そんな大事な血管を、美容のために潰してしまうのは絶対にやめておきましょう。

以下、治療の概要を掲載いたします。

初診料3,300円 再診料1,100円

CGスタイラー 1本 1mL 82,500円 同日2本 155,000円

麻酔が入っていない製剤なので、術前に麻酔クリーム使用を推奨します。

治療面積によりますが1,650円〜3,300円です。

数時間は手の甲がしびれますので、お車でお越しの際は帰りの運転にご注意ください。

副作用・合併症 : 内出血、感染、注射部位の一時的な腫れ、血管塞栓など

手の甲では、先端が尖っていない細い管(カニューレ)を使用し、組織を傷つけないように少しずつ注入することで合併症を防ぎます。

手の甲の皮膚が極端に薄い場合や抗血小板薬・抗凝固薬を内服されている場合は施術が難しいです。

また、手の甲の血管はお一人ずつ走行が違うので、仕上がりに個人差・限界があることを予めご了承いただければと思います。

美容皮膚科は診察・施術予約ともにお電話対応です。

診療時間内にご連絡をお願いいたします。(木曜・土曜は午前のみです。)

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