冬本番、火事・やけどにご注意を

一般皮膚科

こんにちは。
新さっぽろ駅・新札幌駅の皮膚科・美容皮膚科「さとこ皮膚科・美容クリニック」です。

先月、当院の入るビル全体で消防訓練がありました。初回ということで、私(院長)が参加してまいりました。

元消防士さんが講師としていろいろと教えてくださいました。

基本的なことでもいざとなったらパニックで対応できないかもしれないと思い、備忘録もかねてまとめてみますね。

①服に火が付いたら、床に寝そべってゴロゴロと転がって消す

最近はIHやオール電化のお宅も増えてきていますが、お友達と鍋などでガスコンロを使う機会もあるかと思います(我が家は焼肉やジンギスカンをガスコンロで行います)。

服の袖にうっかり着火した場合、どうしたらよいでしょうか。

すぐに水をかけられればいいですが、もしそうではない場合、押し付けて消すというのが正解なんだそうです。

冬に屋外で服に火がつくケースはないと思うのですが、夏に屋外で浴衣に火がついた場合など、焦って走ってしまうのが一番いけないとのこと(風であおられて余計に火が大きくなるんだそうです)。

②油が入った鍋に火が付いたら、水で絞ったふきんをかけるか蓋をしましょう(水をかけるのはNG)

実験動画を観ました。引火した鍋に水をかけたら火がかえって大きくなっていました。焦ってうっかりやってしまいそうですが、要注意です。

ただし、実際問題として冷静に鍋の蓋をできる方はめったにいないと思います。

そこで消火器の出番なのですが、「消火器がどこにあるかを事前に知っておく」ことが最も大切なんだそうです。

というのも、消火器を探しているうちに数分経ってしまい、その間に火が大きくなってしまうことが多いからです。

消火器は、黄色の部分を引っ張って抜いて使います。7mくらい飛ぶんだそうです。「粉で火に蓋をする」イメージで広めに撒くとよいそうです。

 

③119番のとき

119番の時、番地はもちろんですが建物名も大切なんだそうです。

119番の向こうでは、オペレーターの方が建物名を入力していくと候補がズラーっと出てくるので、建物の最初の名前を覚えておくと安心です。

当院(D-スクエア新さっぽろ)の場合だと「なんとか新さっぽろ」よりも「D-スクエアなんとか」の方がいいということです。

目印となる建物なども覚えておくといいそうです。(当院だと向かいのタワーマンションになりそうですね。)

大やけどはさすがに難しいのですが、軽症のやけどは当院でも診察しております。

お子さんに多いのは炊飯器の蒸気やカップ麺の容器です。カップヌードルなどの容器は上の方が広くなっているため、少しの力でも引っくり返りやすいです。

年末年始、帰省される方も多いと思いますのでお気を付けくださいね。

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低温やけどに関しましては、こちらの記事もご覧ください。湯たんぽ、要注意です。

低温やけど、火だこ…ストーブや湯たんぽによる皮膚病の症状と対処法

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