ダウンタイムが気になる方へ。ダウンタイムの少ない美容皮膚科の治療について
こんにちは。
新さっぽろ駅・新札幌駅の皮膚科・美容皮膚科「さとこ皮膚科・美容クリニック」です。
「しみやたるみが気になるけれど、痛みや腫れが心配……」
「美容治療を受けてみたいけれど、ダウンタイムがあるのが気になる」
肌だけでなく、治療に関するお悩みがある方も、少なくないかもしれません。
ここでは、美容医療でもよく聞く「ダウンタイム」について、お話しします。
美容医療に、ダウンタイムはつきもの?
ダウンタイムとは、美容医療を受けてから回復するまでの期間のこと。
主な症状には赤みや腫れ、痛み、内出血などがあり、治療の効果を出すために必要な過程です。
また、ダウンタイム中は洗顔やメイクができなかったり、入浴や運動ができなかったりと、生活に制限がかかる場合もあります。
症状が重くなったり、長く続いたりすると、仕事や生活にも支障が出る可能性もありますから、気になる方もいらっしゃるかもしれません。
ダウンタイムの例をご紹介します。
シミのレーザー治療や、ほくろ・イボのレーザー治療では、このようなテープを使うことが多いです。(ワセリンと絆創膏という施設もあります。)
テープを貼っている場所はメイクができません。
また、注射の治療では内出血が広がる可能性があるため、治療当日は血流が良くなること(長湯、運動、飲酒)をお控えいただいております。
内出血はアザと同じで最初紫色ですが、次第に黄緑色へと変色していき消えていきます。
普通のメイクでは隠しづらかったりしますので、当院では専用のコンシーラーをご用意しております(税込1,320円)。
私が使った時の写真を参考までに載せておきます。
上段は素顔、中段はファンデーションのみ、下段はファンデーションの上から専用コンシーラーを塗ったところです。
次にエラの内出血の様子です。
左上は注射後の内出血、右上は専用コンシーラー1色目(カムフラージュカラーのレンガ色)、左下は専用コンシーラー2色目(肌色)を重ねたところで、右下は最後にいつものパウダリーファンデーションを塗った写真です。
よく見ないと内出血が分からないくらいになっているかと思います。
昨今ではマスクで隠せるためこうしたダウンタイムを気にされない方も多いのですが、初めての美容医療という場合は特に、ダウンタイムや痛みの少ない治療から始めたいと思われるのは自然なことです。
ダウンタイムの少ない治療が可能です
当院では、ダウンタイムを少なく抑えられる治療機器を導入しています。
たとえば、肌のシミやくすみに効果が期待できる、医療用のレーザーである「PicoWay(ピコウェイ)」。
気になる部分に、ナノ秒(10億分の1秒)よりもさらに細かい、ピコ秒(1兆分の1秒)で当てるので、肌へのダメージはもちろん、ダウンタイムを抑えることが可能です。
ピコウェイの当て方はいろいろありますが、ピンポイント照射=ピコスポットのカサブタはこのようになります(下の写真①)。もちろん、濃さによって個人差があります。
向かって右隣(②)は違う治療でテープを使っています。ダウンタイムの違いがお分かりいただけるかと思います。
また、「ULTRAcel Q+」は、ハイフと呼ばれる超音波を当てることで、しわやたるみの改善に導く治療機器です。
皮膚の深層であるSMAS層にピンポイントで働きかけるので、肌へのダメージがほとんどなく、ダウンタイムの影響も少なくなります。
施術後は顔が赤くなりますが、メイクはすぐできます。
私の施術写真ですが、こんな感じの赤みです。額と頬に熱を多めに入れているので赤くなっていますが、ファンデーションを塗るとほんのり赤みが分かるくらいです。
ダウンタイムが気になる場合は、お気軽にご相談ください
ダウンタイムには個人差があり、施術の内容や程度によって、症状や期間の長さなどが異なります。
また、その日の体調など、患者さまの状態によって変わる場合も。
ダウンタイムが気になる場合は詳しく説明いたしますので、ご安心ください。
当院で行う治療の代表的なダウンタイムを載せておきます。
【治療部位は約2週間処置、処置部位のメイク不可】
シミやアザ(太田母斑・蒙古斑)のレーザー治療
ほくろ・イボのレーザー
タトゥー除去
【1-2週間内出血(個人差あり) メイク可】
ボトックス、ヒアルロン酸など注射による治療
【7〜10日間薄いカサブタ メイク可】
ピコスポット(シミを少しずつ薄くする)
【数時間〜数日の赤み・じんましん・ニキビ メイク可】
ピコトーニング、ピコフラクショナル、レーザーシャワー、脱毛、ハイフ
【赤みや腫れなどのダウンタイムはないが、施術後12時間メイク不可】
ケミカルピーリング(当院の製剤はサリチル酸です)
厚別区にある皮膚科・美容皮膚科の「さとこ皮膚科・美容クリニック」では、カウンセリングで丁寧にお悩みをお聞きします。
肌に関するお悩みは、どうぞお気軽にご相談ください。
札幌市の皮膚科専門医・美容皮膚科医です。2022年7月に札幌市厚別区新札幌にて「さとこ皮膚科・美容クリニック」を開院しました。
私自身が体質的な敏感肌に悩み、普段のスキンケアを見直すことで肌のトラブルを減らせると痛感しています。
忙しい外来では伝えきれないたくさんのことを、記事を通してお届けしたいと思っています。
スキンケアのよくある間違いについて医学的な視点でお伝えしているほか、敷居が高いと思われがちな美容皮膚科治療についても皮膚科専門医として発信していきます。
2006年札幌医科大学卒業
日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医/美容皮膚科・レーザー指導専門医
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