【保存版】ピアスのトリセツとトラブルシューティング

ピアス

 

■金属アレルギー

ピアスは、汗などで金属が溶け出してアレルギーを起こすことがあります。

どの金属でもアレルギーを起こしうるので、最終的にどんなピアスを選んで良いか不安な方は皮膚科で相談してみてくださいね。

金属アレルギーのパッチテストができます。

検査上、2日間シールを貼りっぱなしになるので、汗をかきにくい冬がおすすめです。

検査の日と、その2日後、3日後、7日後の受診が必要ですので、学生さんであれば春休みなどの長期休暇中に受けるのもお勧めです。

穴開けピアスは医療用のチタンを使っていることが多いですが、それでも金属が心配であれば医療用ステンレスやプラスチック製の穴開けピアスもあります。

ウィンタースポーツをする方などにもお勧めです。

(とても寒いところで長時間金属のピアスを着けていると、凍傷の恐れがあるからです。)

プラスチック製のものは取り扱いがない場合もあるので、事前にクリニックに確認してみてくださいね。

 

②ピアス穴開け時に確認したいこと

将来的にフックピアスや重みのあるピアスを着けようと思っている方は、穴の位置を耳の縁ギリギリにしない方が安心です。

耳たぶが裂けてしまうと縫わなければならないからです。

また、今後2個目3個目を入れようと思っている場合は、バランスをよく考えて穴の位置を決めましょう。

軟骨(トラガス)を希望される方もいますが、軟骨は感染を起こすと耳たぶ全体が腫れて厄介な場所です。

衛生面には特に気を付けましょう。

 

③ピアス穴開け後の管理

(注:ファーストピアスというのは、ピアスホールを開けるときに着けているピアスのことで、「人生初のピアス」の意味ではありません。

穴を開けるのが2個目でも、最初に着けるのはファーストピアスです。)

ファーストピアスは着けたまま洗いやすいように、また穴を開けたことによる耳のむくみを考慮して軸が長めにできています。

毎日入浴時にシャワーをかけながら軸を前後に優しく動かしたりクルクル回したりして洗ってください。

中の汚れが取れるので、感染予防になります。

消毒薬の指示は医療機関ごとに違いますが、傷の治りを遅らせたりかぶれたりするため消毒薬不要とするクリニックが増えてきています。

ピアスキャッチ(留め具)をきつく締めすぎると耳に埋まって自力で取り出せなくなるので、キャッチを押し込まないようにしましょう。

ファーストピアスを入れてから4-6週間後には好きなピアス(セカンドピアス)を着けて良いと言われるのが一般的ですが、ピアスの扱いに慣れていない初心者さんはもう少し待ってからの方が安心です。

私個人の経験から言うと、ピアスを開けて半年くらいは軸の長めのセカンドピアスを着けて、毎日外さない方がうまく行きます。

着けっぱなしによる感染を心配される方もいると思いますが、ファーストピアス同様シャワーをかけながら動かして洗ってください。

もちろん個人差はありますが、私はこれで感染を起こしたことはありません。

むしろ、無理に出し入れしたり、むやみに触ったりしていた時の方が感染していました。

私は、2週間に1回外してみて、それを2-3か月続けてから、1週間に1回外してみて…と様子を見ながら進めていました。

着け直す時に引っかかるようでしたら、ピアスの先端にワセリンを多めに付けて入れると抵抗が少ないです。

ちなみに、生理前にむくみやすい方は時期をずらしてファーストピアスを外しましょう。

むくむとピアスホールが小さくなり、ピアスを入れづらくなるからです。

生理前はかぶれを起こしやすい時期でもあるので、新しいピアスを試す時は注意しましょう。

(次ページに続きます)

 

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